【開会式での選手宣誓 全文】

宣誓

今こうして宣誓ができること
最高の舞台で、野球ができること、
最高の仲間たちと夏を迎えられたことに
喜びを感じています。

苦しい選択を余儀なくされた昨年、
何のために野球をするのか、
目標を失いかけました。

それでも、大会が開催されることを信じ続け、
いま、このグラウンドに立っています。

昨年、涙をのんだ先輩方の思いを乗せ、
熱い、熱い、夏が始まります。

今年で東日本大震災から
10 年が経ちました。

復興が進み、良き未来へ、歩みを続けています。

しかし、コロナ禍で先の見えない日々が続いています。

そんな中、
大リーグでプレーする大谷翔平選手の活躍に
多くの人々が元気づけられています。

私たち、岩手の高校球児からも、
少しでも多くの方々に元気と勇気を届けられるよう、
一球一球に感謝の気持ちを込めて、
全力でプレーすることを誓います。

令和3 年7月7 日 岩手県立一関第二高等学校
硬式野球部主将
佐々木丞央